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OpenStackで使用可能なWindows10イメージの作成方法

公開日:  |  By  |  OpenStack

ビットアイルの田波です。

久々の更新です。
今回はWindows10イメージをOpenStack上で動かしてみます。
ダウンロード・インストールしたイメージをそのまま使う事はできないのでご注意ください。

Windows10イメージのダウンロード

まずはWindows10の評価版インストーラISOを用意します。
ここからWindows 10 Enterprise Evaluation のISOがダウンロード可能です。
※要登録

TechNet Evaluation Center

また、ここからVirtIOのドライバーのイメージファイルをダウンロードします。
今回はvirtio-win-0.1.105.isoを使用しました。

https://fedorapeople.org/groups/virt/virtio-win/direct-downloads/archive-virtio/

Windows10イメージをKVMで起動する

ダウンロードしたWindowsイメージファイルをまずはKVMで起動します。
今回はlibvirtdを使用した環境を準備をします。
ホストのOSはUbuntu14.04を使用しています。

まずは新規イメージ用のQCOW2形式のフォーマットを作成します。
サイズは20GBもあれば問題ありません。
またそれと同時に、インストール時に使用する空のディスクを作成します。
用途はvirtioのドライバインストールに使用しますが、詳細は後述します。

$ qemu-img create -f qcow2 ./Windows10.qcow2 20G
$ qemu-img create -f qcow2 ./empty-disk.qcow2 1G

新規仮想マシンを作成し、Windows10のインストールを開始します。

$ virt-install --connect qemu:///system --name Windows10 --ram 2048 --vcpus 2 \
--network bridge=default,model=virtio --disk path=Windows10.qcow2,format=qcow2,device=disk,bus=ide \
--disk path=./Windows10-eval.iso,device=cdrom,bus=ide --disk path=./virtio-win-0.1.105.iso,device=cdrom,bus=ide \
--disk path=empty-disk.qcow2,format=qcow2,bus=virtio,cache=none --graphics vnc,port=5901,listen=0.0.0.0 \
--os-type windows --os-variant win7

この仮想マシンにはdiskが4つ接続されています。

1つ目はインストール先となるディスクです。
先程作成したqcow2形式の空のディスクを指定します。
これはBusをIDEにする必要があります。
(KVMのデフォルトがIDEのため、指定は不要ですが念の為指定しています。)

2つ目はWindows10のインストールイメージファイルです。
ダウンロードしてきたイメージを指定します。
これもBusをIDEにします。

3つ目はVirtIOのドライバーのイメージファイルです。
ダウンロードしてきたイメージを指定します。
これもBusはIDEです。

最後の4つ目が作成した空のディスクです。
これだけはBusをvirtioにしてください。

最後に、オプションの「–os-variant」ですが、現状ではWindows10は存在しない為、Windows7(win7)を指定しています。

コマンドを実行するとインストールが開始されるので、VNCのビューワを使用してインストール作業を進めます。

※VNCでつないだ際に、下記のロゴ画面で固まることがあります。
 その場合はホスト側のリブートを試してみてください。

CapD20151203_5

Windows10のインストール

それでは新規仮想マシンを問題なく作成できた場合、Windows10のインストールを続行します。
Windowsのロゴが表示され、しばらく待つと下記言語選択画面が表示されます。

CapD20151203

今回は日本語で進めていきます。
ライセンス条項の同意等の画面が表示されますが、選択肢がないので割愛します。

下記画面が表示されたら、「カスタム」を選択し次に進みます。

CapD20151203_1

下記画面ではなにもせずに「次へ」をクリックします。
作成したディスクサイズ等に問題がなければ空き領域20GBのディスクが選択されているはずです。
※VirtIOのドライバのインストールはOSインストール完了後に実施します。
 ここではなにもしなくて問題ありません。

CapD20151203_2

あとはインストール完了まで気長に待ちましょう。
環境によってはだいぶ時間がかかります。

CapD20151203_4

インストール完了後、勝手に再起動します。
もしshutdown状態のままになっていたら、virshコマンドで起動させます。

$ virsh start Windows10

VirtIOドライバのインストール

VNCでアクセスで来たら、コントロールパネルからデバイスマネージャーを起動します。
すると、「ほかのデバイス」配下に3つの項目があります。
その各項目上で右クリックし、ドライバーソフトウェアの更新をクリックします。

もしも最初にdummy-diskを接続していなかった場合、「SCSIコントローラ」が表示されません。
Busがvirtioのディスクが存在しない場合、表示されないようです。
そのために最初に空のディスクを接続しました。

CapD20151203_8

「コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選択し、検索するフォルダとして「virtio-win-0.1.1」を選択します。(選択するとドライブ名が表示されます。画像ではEドライブになっています。)
「サブフォルダーも検索する」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。

CapD20151203_9

すると、「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」という表示が出るので、「インストールする」を選びます。

この操作を「ほかのデバイス」配下に3つの項目全てで実施しします。
すべてで問題なく完了した場合、「ほかのデバイス」が消えます。

作業が完了したら、仮想OSをシャットダウンします。

これにてイメージ作成作業は完了となります。
最初に作成したQCOW2形式のファイル「Windows10.qcow2」がOpenStackで利用可能なイメージファイルとなります。

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