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サーバ1台での構築(Grizzly版) ~ Swiftによるオブジェクトストレージシステムの構築(7)

公開日: 最終更新日:2014/07/23  |  By  |  Object Storage, OpenStack, Swift

by You Yamagata 2013.04.17
(Swift関連の記事の一覧はこちらをご覧ください)
先日 OpenStack のメジャーバージョンアップである Grizzly版がリリースされました。
この連載で扱っている Swift もFolsom版の 1.7.4 から 1.8.0 にバージョンアップされています。
すでに Ubuntu CloudArchive には 12.04 用の Grizzly パッケージも用意されています。
そこで以前に公開した Swift をサーバ1台にインストールする手順を Grizzly 版に対応させました。
単純にインストールするパッケージを入れ替えるだけでは面白くありませんので、より簡単に
インストールできるように以下の変更を行いました。

  • Fabric を使った chef-solo のインストール
  • Swift ストレージ用パーティションを止めて loopback デバイスを利用
  • loopback デバイスの作成を chef のレシピにすることで自動化

これらの変更によって前回の手順で手作業で行っていた部分をかなり減らすことが出来ています。
以下具体的な手順を示します。

1. Fabric & git のインストール

※インストールパッケージに python-dev, gcc を追加しました。pycrypto のインストールに必要です。(2013.04.30)
1:  > sudo apt-get install python-pip python-dev gcc
2: > sudo pip install fabric
3: > sudo apt-get install git
4: > fab --version
5: Fabric 1.6.0
6: Paramiko 1.10.1
7: > git --version
8: git version 1.7.9.5
apt で pip をインストールし、pip を使って Fabric をインストールします。

2. chef-solo のインストール

1:  > git clone https://github.com/yoyama/fabric_misc.git  
2: > cd fabric_misc/chef_install/ubuntu/
3: > fab -H localhost -f ./fab_chef.py install_chefsolo
4: > chef-solo -v
5: Chef: 10.18.2
chef-solo インストール用の fabric スクリプトを github より取得し、実行することで chef-client, chef-solo がインストールされます。

3. swift のインストール

1:  > git clone -b release02_grizzly git://github.com/yoyama/chef-swift-recipes.git  
2: > cd chef-swift-recipes
3: > vi solo.rb
4: ...
5: cookbook_path "/home/yoyama/chef-swift-recipes/cookbooks"
6:
7: > vi cookbooks/saio_pkg/attributes/default.rb
8: ...
9: default[:swift][:hash_path_suffix]= "TestTestTest"
10:
11: > sudo chef-solo -c solo.rb -j node.json 2>&1 | tee /tmp/chef.log
12: > dpkg -l |grep swift
13: ii python-swift 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - Python libraries
14: ii python-swiftclient 1:1.3.0-0ubuntu1~cloud0 Client libary for Openstack Swift API.
15: ii swift 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - common files
16: ii swift-account 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - account server
17: ii swift-container 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - container server
18: ii swift-object 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - object server
19: ii swift-plugin-s3 1.0.0~git201200618-0ubuntu1~cloud0 swift3 middleware for swift.
20: ii swift-proxy 1.8.0-0ubuntu1~cloud0 distributed virtual object store - proxy server
21: > sudo /usr/bin/swift-init all start
22: > swift -A http://localhost:8080/auth/v1.0 -U test:tester -K testing stat
23: Account: AUTH_test
24: Containers: 0
25: Objects: 0
26: Bytes: 0
27: ...
git で grizzly用の chef cookbook を取得します。(1行目)
solo.rb を編集して cookbook のパスを正しいパスに変えます。 (7行目)
default.rb を編集して hash_path_suffix に適当なランダムな値を指定します。(9行目)
chef-solo を実行し swift をインストールします。 (11行目)
dpkg コマンドでインストールされた swift のパッケージを確認します。(12行目)
1.8.0 がインストールされていることが確認できたので、swift のプロセスを起動します。(21行目)
swift CLI でアクセスし動作することを確認します(22行目)

以上で grizzly 版のインストールと動作確認ができました。
次回 grizzly 版で追加された機能のいくつかを見ていきたいと思います。

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