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CLIによるSwiftへのアクセス(後編) ~ Swiftによるオブジェクトストレージシステムの構築(4)

公開日: 最終更新日:2014/07/23  |  By  |  Object Storage, OpenStack, Swift

by yamagata 2013/2/7

(Swift関連の記事の一覧はこちらをご覧ください)

前回の swift CLI についての説明の続きとなります。

5. postコマンド

> swift post [options] [container] [object]
   -m Key:Value , –meta=KeyValue
   -r READ_ACL, –read-acl=READ_ACL
   -w WRITE_ACL, –write-acl=WRITE_ACL
   -t SYNC_TO, –sync-to=SYNC_TO
   -k SYNC_KEY, –sync-key=SYNC_KEY
post コマンドはメタデータの登録を行います。
メタデータはアカウント、コンテナ、オブジェクトのそれぞれに設定でき、キー・バリューの形で
複数登録可能です。

> swift post -m key1:hogehoge  -m key2:fugafuga
> swift stat
Account: AUTH_test
Containers: 5
Objects: 13
Bytes: 10404
Meta Key1: hogehoge
Meta Key2: fugafuga

Accept-Ranges: bytes
X-Timestamp: 1358492197.05102

上記はアカウントに対して key1 というキーに “hogehoge” という値を key2 に “fugafuga” という値を設定しています。キーは case-insensitive (大文字・小文字の区別無し)です。
メタデータを削除する場合は値を空にします。

> swift post -m key1:
> swift stat
Account: AUTH_test
Containers: 5
Objects: 13
Bytes: 10404
Meta Key2: fugafuga
Accept-Ranges     : bytes
X-Timestamp: 1358492197.05102

メタデータ key1 がなくなったことが分かります。

-r/-w は ACLの設定をするオプション、 -t/-k は Container to Container Synchronization の設定をするオプションですが今回は省略します。

6. download コマンド

> swift download –all [options]
> swift download [options] container  [object] [object] …
    -o OUT_FILE, –output=OUT_FILE
    –no-download
    –marker MARKER
    –object-threads=OBJECT_THREADS

    –container-threads=CONTAINER_THREADS

オブジェクトのダウンロードをするコマンドです。
–all をつけるとアカウント全体のオブジェクトをダウンロードします。
コンテナ名を指定するとそのコンテナ以下のオブジェクトをダウンロードします。
オブジェクトを一つダウンロードするときは -o により保存先のファイル名を指定できます。

–no-download を指定するとオブジェクトのダウンロード処理は行いますが、データを保存しません。
アカウント、またはコンテナのダウンロードにおいて –marker を指定するとマーカー MARKER より後のコンテナ、またはオブジェクトだけが対象となります。
例えばコンテナ folder5 に以下のようなオブジェクトがあった場合を考えます。

> swift list folder5
aaa.txt
aaa2.txt
aaa3.txt
bbb.txt
ccc.txt
data64k.dat
ddd.txt

このfolder5 に対して以下のように –marker オプションをつけてダウンロードをします。

>swift download –marker aaa2.txt folder5
aaa3.txt [headers 0.016s, total 0.020s, 0.512s MB/s]
ddd.txt [headers 0.019s, total 0.022s, 0.474s MB/s]
bbb.txt [headers 0.029s, total 0.037s, 0.276s MB/s]
ccc.txt [headers 0.035s, total 0.038s, 0.266s MB/s]
data64k.dat [headers 0.039s, total 0.040s, 0.255s MB/s]

上記のようにマーカー文字列である aaa2.txt より後のオブジェクト名のオブジェクトのみがダウンロード対象となります。
残りの –*-threads はダウンロード実行時のスレッド数の設定になります。

7. delete コマンド

> swift delete –all [options]
> swift delete [options] container[object] [object] …
    –leave-sgements
    –object-threads=OBJECT_THREADS
    –container-threads=CONTAINER_THREADS

オブジェクト、コンテナを削除するコマンドです。

–all を指定するとそのアカウントのすべてのコンテナ、オブジェクトを削除します。

コンテナ名を指定すると、そのコンテナおよびコンテナ内のすべてのオブジェクトを削除します。

コンテナ名の後にオブジェクトを指定すればそのオブジェクトだけを削除します。

–leave-segments を指定すると分割オブジェクトについてはマニフェストファイルだけを削除しデータは残します。

–*-threads はダウンロード実行時のスレッド数の設定になります。

以上で swift CLI のコマンドについての説明は終わりです。

最後に

> swift –help


と実行すると、ヘルプが表示され、コマンドの一覧が記載されています。
また

> swift COMMAND –help

  と実行するとコマンド COMMAND についてのヘルプが表示されますのでコマンドの使い方を確認したいときに利用できます。

なおヘルプに –os-XXXXX というオプションの説明がたくさんでますが、こちらはKeystone 認証で使用するものです。

次回は Swift の API について説明したいと思います。

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